DX時代に適した新入社員のIT教育
- 長谷川 士(つかさ)
- 2021年10月1日
- 読了時間: 8分
更新日:2022年1月14日
せっかくお金をかけて採用した新入社員を正しく教育するために、リモートワーク、
DX時代に適した効率的なITスキル研修をご提案します。

こんにちは、IT営業コンサルタントの長谷川士(つかさ)です。
今回は新入社員のITスキルを高めるウェブトレインIT研修をご紹介します。
皆さんはDX時代を生きる社会人として必要なITスキルは何だとお考えでしょうか。
私が考えるDX時代を生きる社会人のITスキルとは、ITをネットワーク、サーバ、パソコン、スマホなどのデバイス、クラウド、セキュリティの5つのテーマを体系的に理解することだと考えます。
一般的にDX人材には以下の5つのスキルが求められます。
・IT関連の基礎知識
・AIなど先進技術の知見と探求心
・データ蓄積、分析能力
・UI/UX思考
・プロジェクトマネジメント思考
自社でITスキル研修を行う場合、一番始めの『IT関連の基礎知識』でまずつまづくのではないでしょうか。IT関連の基礎知識の研修はどの部署で行うのか、情報システム部なのか、人事部なのか所属先部署なのか、私がこれまでかかわった企業の経験ですと、案件を抱えている所属部署のSEや人事部総務部がIT関連のスキルごとに研修を行うケースが一般的でした。
しかしながら案件を抱えながらITスキル研修を行うことで現場SEは大混乱、自社内ではそれぞれはスペシャリストのSEでも、IT全般の基礎知識を持ち合わせているわけではないため、体系的な教え方はできずに、ネットワーク、サーバ、デバイス、クラウド、セキュリティを人事部、総務部、現場SEに振り分けてバラバラに研修を行うケースが一般的でした。
このように自社でITスキル研修を行うとなると、多部署にまたがって研修を行うことで、教える内容に偏りが出たり、抜け落ちが発生したり、理解度に波が出てしまうなど問題勃発で、もともとIT関連の基礎知識を全般的に持ち合わせている人材もほとんどいない為、最終的な研修内容の検証も出来ずに、とりあえずやりました感の研修におちいってしまうのが実情かと思います。
こうしたとりあえずやりました感の研修にしないためにも、必要なDXに適したITスキルネットワーク、サーバ、デバイス、クラウド、セキュリティの5つのテーマをまずは体系的に理解することが重要となります。これら知識がベースとなってからIT関連の分析力やマネジメント思考などが身につくと私は考えます。
私自身はネットワークインフラ、システム開発、ITコンサル、クラウド、セキュリティ企業でSEやコンサル、プロジェクトマネージャーとして働いてきました。
私の経験からすると、ネットワーク会社はネットワーク、システム開発会社はシステム周りのみで知識が完結し、ネットワークとシステム開発にはそれぞれアンタッチャブルな超えられない壁があるように感じます。
そのような体制の中で、DX時代に適したIT研修を自社で行うとどうなるか、皆さんにわかりやすい例をご紹介しましょう。
よくある例としては例えば『ネットワークは得意だがサーバは苦手』という企業があったとします。
その企業が自社内でITスキル研修を行う場合、セキュリティをネットワークだけで考えがちであり、その他の事柄に目が届かないことが、往々にして起こりえます。
セキュリティとはVPNを強固にすればよいという認識、他はよく知らない、考えなくてよいという認識です。
セキュリティに関しては当然ネットワークだけではなく強力な認証基盤やゼロトラストセキュリティ(「何も信頼しない」を前提に対策を講じるセキュリティの考え方)、データの暗号化、ログ取得などサーバ、デバイス、運用など対策は多岐にわたるのですが、そこが抜け落ちてしまうことが、ITスキルを体系的に理解することにつながらない、妨げになる場合もあり得ると私は考えます。
クラウドを例にとればわかりやすいのですが、Microsoft の Office 365 、Azureの場合、Office 365 のライセンスが強力な認証基盤であり、Azure の Azure Active Directory がゼロトラストセキュリティの考え方に則った考えであり、デバイス管理のIntuneやAzure Storage サービスによる自動暗号化やログ取得など組み合わせることで、セキュリティを担保しています。
また最近では端末にデータがパソコンに残らない VDI(仮想デスクトップ)もよく利用されておりますが、これらはまだ日本ではオンプレミスに基幹システムを置いている企業が一般的ですので社内網へのリモート接続のネットワークの知見が必要になってきます。
少し専門的な話になりましたが、ネットワーク、サーバ、デバイス、クラウド、セキュリティの5つはそれぞれ複雑に絡み合っており、それぞれの企業での扱いも異なっているため、きちんと理解するためにはそれらを体系的に理解をする必要があると私は考えます。
このような研修内容だと新入社員から見ると、いろんな部署の方から教えられる、その知識がなぜ必要か、学んだことの関連性がわからない、わからない時に誰に聞けばいいか、先輩に聞いて「そんなことも解らないのか」と言われるのが怖くて聞けない、同期の社員に聞いても「よくわからない」と言われ教えてくれないなど、疎外感から短期間で退職するケースなども出てくるのではないでしょうか。
現代の新入社員にはパソコンに関する知識にばらつきがあり、また単純なパソコン操作が出来てもベースとなるIT関連の基礎知識はまず持ち合わせていません。だからこそ新入社員にまず必要なITスキルとしてはベースとなるネットワーク、サーバ、デバイス、クラウド、セキュリティの5つのテーマをまずは体系的に理解する必要があると私は考えます。
逆に言えばこのようなDX時代に適したIT研修を効率的にわかりやすく実施、正しく理解させることで、新入社員の仕事能力が高まり、早急な戦力化へとつながっていきます。
新入社員が正しいITスキルを身に着けることで、会社内のDXも自ずと進んでいきます。
またここ2年ほどコロナの影響もあり、リモートワークを実施する企業も増え、新人研修の行い方も各社独自に、いろんなやり方でこれまでやってこられたかと存じます。
今後のリモートワークの状況も、各社対応が分かれてくるかと思いますが、リモートワーク時代の研修の在り方を見直す企業も出てきているのではないでしょうか。
この『DX時代に適したITスキル研修』と『リモートワーク時代に即した研修』というのが、これからの新入社員研修のあり方を大きく変えていくと考えるのは私だけではないと思います。
私たちウェブトレインではネットワーク、サーバ、デバイス、クラウド、セキュリティの5つのテーマごとに必要なITスキルを、仕事内容のレベルに合わせて体系的にリモート研修を行うサービスを提供しております。
また新入社員のみならず、社員全般を対象とした研修も併せて行っております。
内容としてはDX人材のベースとなるIT全般の知識とスキルを身に着けるための研修となります。
リモートによる座学研修を中心とし、弊社指定のテキストを使って、5つのテーマごとに、その場で質問出来るDX時代に適したITスキル研修を提供しています。
またウェブトレインでは、自社IT商材を扱う企業様向けに自社商材を提案するために必要なITスキルを身に着けるITスキル研修も行っております。これは新入社員のみが対象ではなく、営業部や一部SEなどを対象とした研修となります。
つまり自社IT商材を営業するためには、お客様企業の情報システム部の担当者と話が出来なければならない必要があります。
情報システム担当者はその企業内のIT全般を理解しています。
自社ネットワーク、サーバ、デバイス、クラウド、セキュリティすべてを理解している情報システム部担当者に自社IT商材を提案するためには当たり前ですが、お客様企業のIT環境を理解した上で、その必要な自社IT商材を営業しなければなりません。
そのために必要な、ネットワーク、サーバ、デバイス、クラウド、セキュリティに関するITスキルを身に着けるための研修となります。
お客様からしてみれば自社のIT環境を理解し、合理性を持った提案をしてくれる担当者から製品やサービスを提供されたいと考えるのは当然です。
せっかく良い自社製品であっても、情報システム担当者と話もできない、自社環境を理解できないようでは購入には購入に結びつくことはありません。
ITを事業として展開されている企業様向けに提供する営業やSE向けの研修など、お客様企業のニーズに応じた研修として利活用する、テーマとしてまとめて体系的に学べる研修となります。
今後もある程度リモートワークを続けるのであれば、リモートワークを行う際の仕事のやり方や進め方、注意点の喚起、DX時代に適したIT関連の基礎知識の習得など、社内研修で各部署の担当者の仕事が増えて疲弊するより、事例をたくさん見てきた外注先に一部新人研修を出すという選択肢も大いにあり得るのではないでしょうか。
バブル華やかなりしころの新入社員教育は、パソコンもなく人事部での新人研修が終わった後はボールペンとノートを渡し、所属先部署でそれぞれの業務を先輩に教わるだけで良かった時代でした。
それが今では各種システムに管理され、PCやスマホなどのいろんなデバイスを与えられ、業務効率化を求められる、情報セキュリティに対応した新入社員研修が必要な時代となりました。
そうしたなか、このリモートワークの時代に即した新入社員を正しく教育するために、
ウェブトレインの新入社員のITスキル研修をぜひご活用ください。
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